2017 11/15~17まで東京ビックサイトで開催された
「ジャパンテックス2017」のレポートをお届けします。
ジャパンテックスは国内最大級のインテリア展示会とは同業種の方なら
ご存知だとは思いますが、同日開催されている、「店舗・商空間デザイン展2017」
はじめ、建築、デザイン、メンテナンス業から、地域産業にまつわる業種まで
その見所はたくさん。その中でもギュギュっと濃縮したレポートお届けします。
今回の展示会は「常連出店企業」が何社か出られていないというのが、私見では最大の特徴。例えばサンゲツなども出ておらず、「企業イメージを大きく売り出すため」の出店よりもより、「すぐ採用される商材をピンポイントで訴求できる場所へと出てゆく」という動きなのではと感じた。確かにサンゲツ以外の出店内装材メーカーのブースでも、ブースコマ数を使い、大視覚的にブランディングを試みてはいるが、商材を手にとってみると目新しさのないブースが多く目立ちました。
しかしながらブースは決して派手ではないが(生意気にそんな事言ってスイマセん。。)
ピカリと光る「ネクスト商材」はやっぱりあります。(もちろん私の個人的目線ですが)
例えば
帝人フロンティアさんのブース。
ここでは画像がお見せできませんが、
そのブースに掲示されていた3枚の写真に口がアングリ。
繊維工業試験場でテストされてる1枚目の写真には、真っ赤に燃え盛る炎。
2枚目には、その炎に向かって作業着のおじさまが「エイやっ!」と言った感じで
何かを振り下ろしています。。。
3枚目の写真には。。。。
なんと!
「はい。消えました。」と言わんばかりに大きな布を
今度は二人がかりで広げています。
炎は消えています。
その布は焦げてはいますが、燃え破けたりしていません。
この布。
そうなんです。
カーテン生地なんです。
長い間、
火災における炎にとってカーテン生地は最大の好物でした。
それから現在に至るまで「防炎」の開発進歩の戦いが続いているわけですが、
そこに「初期消火」という概念がカーテンによって生まれようとしているのです。
学校施設、高齢者施設等、「避難の際に時間がかかる」場面では新しい進歩が起きます。
カネカの技術とテイジンの技術が合わさり
それがカーテンというインテリア商材と合わさり、「安心」の一歩先に進めそうな商材。
プルシェルターは今回の大発見。
この続きは次回に。
(ライター・KUMI)